山田珠樹街道をゆく(その2)

1 「館界接待」で結核になった山田珠樹司書官(承前)
 
 
『姉崎先生の業績』(1974年11月。1993年9月大空社伝記叢書復刻)中「姉崎図書館長の思い出」(水野亮)によれば、
 
 
今度は竣工まぎわの新館の書庫に、整理ずみの本を運び込む、つまりわれわれが仮事務室から新図書館に引き移るまえに、まず本の引っ越しをやる段どりになりました。(中略)医学部からこの図書館までの道中には、一箇所相当の勾配がありますが、その坂道を昼日中ひと目もあるのにエンヤラヤッと引っぱりまして、ようやくここの書庫のなかまで運び込むのであります。これはとてもしらふでやれる仕事ではありません。(爆笑)
そこで時たま、見るに見かねた山田司書官が適当にアルコール分を補給してくれましたけれども、そのまたアルコール分がビールとか日本酒とか、そういう上等のものではなかった。琉球泡盛という(爆笑)猛裂に強いやつが配給されました。で、酒に弱い人は足をとられて、坂の途中で動けなくなってしまう。(爆笑)
 
 
 
これによれば、引越しの段階から、館界接待が行われていたようだね。
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山田珠樹街道をゆく(その2) への2件のフィードバック

  1. M より:

    すご~
    でもこの調子だとこのブログ,図書館系ブログになっちゃうよ 剣呑剣呑

  2. ジュンク堂の怪人 より:

    最近ずしょかんネタしか思いつかん。だれぞのせいかも、かも。

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